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「料理家」という仕事を始めて、六年目 2016 9/21


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「料理家」という仕事を始めて、六年目になります。
子どもたちの食の乱れを目にした事がショックで、食を選ぶ事が出来ない子どもたちの食にアプローチをするにはどうしたら良いかを考えて、家庭に発信できる、料理家を選びました。
また、生産者、消費者、卸業者、飲食店、その溝が意外と深くて、お互いにアプローチしたいのに出来ないでいる事がわかって、まずは自分自身が作らなければ、素材の事を知らなければ、そう思って、農業を続けています。
そんな何本柱の活動を続けていると、色々な食業界の方にお会い出来ます。
シェフ、料理家、フードコーディネーター、スタイリスト、カメラマン、ライター、農家、八百屋、本当に、色とりどり!
そして、それぞれが、違った魅力と能力をもっています。
シェフは、いつ、誰が、何人で来ても、変わらぬ最高のクオリティのものを出せるよう毎日研鑽を積んでいて。
料理家は、料理が出来ない人でもわかりやすいレシピ構成や伝える技術を日々考えていて。
農家は、常に気まぐれな自然を相手に、人の叡智をもって、より美味しく、より安全な作物を作ろうとしていて。
八百屋は、個性あふれる農家に向き合い、宝物のような食材を出来るだけ良い状態で届けられるよう、いつも走り回っていて。
コーディネーターは、食材と料理がより魅力的に見えるよう、365日移ろう季節の装いをイメージしていて。
カメラマンは、一瞬で消えてしまう最高に美味しい瞬間を伝える為に、息を止めて狙っていて。
僕はそんな皆に出会うのが本当に楽しみで、会うたびに、みんな最高です!!と、叫びたい気持ちでいっぱいです。
しかし、同じ食業界なのに、意外と接点が無く、お互いに進んでコミュニケーションを取る事もありません。
お互いに得意不得意があって、お互いに学べる事がたくさんあるのではないか。
どんどん成長できて、それがお客様にも伝わって、日本全体の食の底上げに繋がるのではないか。
なにより、僕が、皆に教えてもらいたい!!
そう思って、僕が皆に自慢したい人たちに「教えてください!共有させてください!」と声をかけさせてもらい、始まった勉強会、Mii。
今回も、本当に素敵な人、食材が集まり、素晴らしい時間となりました!!
生産者、卸業者が自慢の食材を持ち寄り、料理人たちがテーマに沿って即席で料理をする。
まるで言い合わせていたかのようなコンビネーションでテンポ良く進む様は、見ていて心が躍ります。
今回のテーマは
●手打ちクスクスとラグー三種
※イタリア料理研究科山内千夏さん
※エッフェコー板倉さん
※サカエヤさんの経産牛、愛農ナチュラルポーク
●新鮮レモンを使ったケーキと料理
※シトロンエシトロン斉藤さん
※ラトリエコッコ麻友美さん
●イチジクと葉を使った料理
※グーイタリアーノ前田シェフ、ナチュラルハーモニー、秋庭農園、愛農高校
の3つ!!
手作りのクスクスの大変さと薫り高さに驚き、レモンのバリエーションに感動し、イチジク料理に我を忘れました〜!!
他にも天然酵母のパン、即席ハーブフルーツジュース、自然栽培野菜、無農薬フルーツ、天日干しのお米、、、書ききれない!!
みんな最高です!!
違う業種の人同士がお互いに「今度お店遊びに行くよ!」「今度畑見せて!」「あれ教えて!」「仕事手伝って!」と話している様子を見て、勝手に幸せを感じていました(笑)
隠す料理から、公開する料理に。
とどまる知識から、高め合う知識に。
固まる縁から、広がる縁に。
もちろん賛否両論はありますし、向き不向きもありますが、僕はこの形が、より多くの人に、より幸せな食が伝わる最善の方法だと信じています。
今回のクルー紹介↓
みんな最高です!!
フォトグラファー小松勇二さん
フードコーディネーターshioriさん
グーイタリアーノ前田シェフ
グーイタリアーノ大崎シェフ
エッフェコー板倉さん
ラトリエコッコ麻友美さん
天然酵母パン青木さん
ナチュラルハーモニー滝田さん
秋庭農園秋庭夫妻
さいころ食堂大皿さん
アインソフ山口シェフ
フードコーディネーター野中さん
イタリア料理研究科山内千夏さ

ラレーヴェ阿久津さん
シトロンエシトロン斉藤さん
リゴレット下関さん
すずめ農園藤田美里
赤ん坊じょうくん
日本味育協会&じょうくんのお世話宮川順子先生
菜園料理家藤田承紀
順不同!!
ありがとうございました!!
賛同してくださる、食を作り出す方はぜひ、お声がけください!!
photo by Yuji Komatsu