東北4地域を、8つの組み合わせで。
Works / Event
東北4地域を、
8つの組み合わせで。
阿武隈・庄内・北三陸・栗原。4つの地域から、それぞれ2種類ずつのお酒を選び、そのお酒のためだけの料理を8品つくりました。プレス発表会で50名様、そのあとの一般公開フェアでも同じ考え方でお出ししています。
| 時期 | 2026年7月14日(プレス発表会)/7月19日・20日(一般公開フェア) |
|---|---|
| 企画 | テロワージュ — 東北の土地と、そこで醸されたお酒を料理でつなぐ |
| 地域 | 阿武隈(福島)/庄内(山形)/北三陸(岩手)/栗原(宮城) |
| 人数 | プレス発表会 50名様/一般公開フェアは3時間で満席 |
| スタイル | 大皿ビュッフェ(7/14)/限定プレート(7/19・20) |
| 組み立て | 日本酒5種・ワイン3種に、8品を1対1で |
Story
お酒に料理を合わせる、の順番でつくる
ふつうは料理を決めてから、合うお酒を探します。この企画は逆でした。先に8本のお酒があって、その1本ずつに料理をつくる。
お酒を飲んで、どこに味の軸があるかを探します。果実味なのか、酸なのか、キレなのか、余韻の苦味なのか。その軸に、料理のどの要素を当てるかを決める。甘みで受けるのか、塩味で受けるのか、香ばしさで受けるのか。
そこまで決まってから、はじめて食材を選びます。その地域のもので、その軸に当たるものを。だから料理名が長くなります。素材の数だけ、狙いがあるということです。
いちばん難しかったのは、うにでした
北三陸の「紫雫 Marine Rouge」は山ぶどうのワインです。酸がしっかりある。そこに合わせるのが、四年うに。うにの甘みと磯の香りは、酸に負けると生臭さだけが残ります。
ロゼには、りんごの爽やかさと生ハムの塩味、パルミジャーノのコクを足しました。酸を酸で受けるのではなく、塩味と旨みで受け止める。赤のほうは、じゃがいもと舞茸を焼いて焦がしバターを合わせ、香ばしさで酸を受ける組み立てにしています。同じうにでも、合わせる相手が変われば料理そのものが変わります。
50名分を、8種類つくるということ
プレス発表会は50名様。8品それぞれを50人分です。1品あたりの盛り付け量を1名分15〜25gに設計して、そこから逆算して仕込みました。イワナは20cmのものを10尾、スルメイカは可食部で1kg、うには合計600g。
少量ずつを8種類のほうが、1品を大量につくるより難しい。それぞれに火入れも仕込みの順番も違うからです。それでも8つに分けたのは、この企画が「東北の広さ」を伝えるものだからでした。
Pairing
8つの組み合わせ


01 / 阿武隈
あぶくま軍鶏のロースト
若桃と紫玉ねぎのアグロドルチェ
LIBEL Orange 2023
酒 黄桃、アプリコット、紅茶。軽やかな果実味とほのかなタンニン。
料理 軍鶏の力強い旨みと野性味に、若桃の甘みと紫玉ねぎの酸を。


02 / 阿武隈
イワナのカルピオーネ
枝豆とケールのサルサヴェルデ
一歩己 裏葉柳
酒 やわらかな甘み、ほのかな苦味。軽快で透明感のある冷酒。
料理 香ばしいイワナを、丸みのある酸と枝豆・ケールの青みでまとめる。


03 / 庄内
庄内浜の紅エビのレッソ
沖田なすと枝豆の前菜仕立て
大山 特別純米 夏の十水
酒 米の旨みとふくらみ、夏らしい軽快さ。冷酒で爽やか。
料理 紅エビの甘み、沖田なすのとろみ、枝豆のやさしい甘みを合わせる。


04 / 庄内
スルメイカと鵜渡川原きゅうり
香味野菜と柑橘のマリネ
大山 特別純米 超辛口
酒 シャープなキレとすっきりした後味。魚介や香味野菜と好相性。
料理 イカの淡い甘み、きゅうりの清涼感、みょうが・青じそ・柑橘の余韻。


05 / 北三陸
四年うにとりんごのインサラータ
生ハム・パルミジャーノ・松藻・ゆず皮
紫雫 Marine Rouge ロゼ 2025
酒 ラズベリー、赤すぐり。きれいな酸とミネラル感のある山ぶどうロゼ。
料理 うにに、りんごの爽やかさ、生ハムの塩味、チーズのコクを重ねる。


06 / 北三陸
四年うにとじゃがいものロースト
舞茸・焦がしバター・海藻タプナード
紫雫 Marine Rouge 赤 2025
酒 山ぶどうらしい酸、深い果実味、野趣。香ばしさとコクに合う赤。
料理 じゃがいも、舞茸、焦がしバターを土台に、うにと海藻の旨みを添える。


07 / 栗原
栗原きのことアスパラガスのロースト
三つ葉のハーブソース
阿佐緒 純米大吟醸
酒 フレッシュな香りと透明感。上品な甘みとすっきりした飲み口。
料理 きのこの香ばしさ、アスパラの青みと甘み、三つ葉の香りを軽やかに。


08 / 栗原
漢方三元豚の冷しゃぶ仕立て
パプリカのカポナータ
PET NAT 2025 Muscat Bailey A
酒 MBA由来の赤い果実感、軽やかな泡、やさしい酸。爽やかなペットナット。
料理 豚を冷しゃぶで軽く。パプリカの甘み、トマトの穏やかな酸を合わせる。
お酒に合わせた料理を、つくります。
お手元のワインや日本酒に合わせて組み立てることもできますし、こちらで仕入れてペアリングでお出しすることもできます。イベント・発表会・レセプションのご相談も承っています。
