一頭を、使い切る二日間。

藤田承紀

Works / Event

一頭を、
使い切る二日間。

登米市・冨栄ファームの経産牛「ひろゆり」。一頭を丸ごと引き受けて、二日間のコースに組み立てました。手当てをしてくださったのは、いつも肉をお願いしている滋賀のサカエヤ・新保さんです。

日にち 2024年5月18日(土)・19日(日)
会場 醸場(仙台市青葉区国分町)
人数 1日目 15名/2日目 13名(二日間で28名)
スタイル 着席フルコース8品+ノンアルコールペアリング5種
会費 25,000円(税込)

Story

経産牛を、主役にする

経産牛は、子を産み終えた牛のことです。やわらかい霜降りとは違って、赤身に旨みが乗ります。扱いは難しいけれど、火の入れ方と部位の使い分けで、一頭ぶんが全部おいしくなる。

この会では、フィレも、ミスジも、スネも、脂も、骨も使いました。稲藁で炙る、ブレザオラにする、煮込む、アロゼで焼く。部位ごとに別の手を入れて、一頭を八皿に分けています。牛脂でパイを焼き、骨からとったコンソメをジュレにしました。

お酒を飲まない方にも、同じ体験を

ペアリングは、ノンアルコールで5種類。ソムリエに組んでいただきました。お酒が飲めない方が「烏龍茶で我慢する」ことにならないように、料理と同じだけ手をかけたものを合わせています。

席次表には、お一人ずつの覚え書きがあります。冷たい牛乳が苦手な方、脂身が得意でない方。それぞれに合わせて、その方の皿だけ組み替えました。

残った肉は、ハンバーグにして

一頭を使い切る、というのは、余りを出さないということでもあります。この会で使いきれなかった部分は、障がいのある方が働く事業所と一緒にハンバーグにして、お土産にしました。

シェフ3名とソムリエ1名。生産者、肉屋、福祉の事業所。ひとりでは、この二日間はつくれませんでした。

Photo

登米市・冨栄ファームの黒毛和牛
登米市・冨栄ファームにて
一頭ぶんの骨付き肉|牛一頭を使い切るイベント(仙台)
一頭ぶんの骨付き肉。部位ごとに手を変えて八皿に分けた
冷前菜|牛一頭を使い切るイベント(仙台)
冷前菜。稲藁で炙ったフィレ肉と小鮎のタルト
カペッリーニの冷製|牛一頭を使い切るイベント(仙台)
カペッリーニの冷製。ミスジのブレザオラを添えて
飲めるラザーニャ エミリア風|牛一頭を使い切るイベント(仙台)
飲めるラザーニャ エミリア風
カルボナード、豆|牛一頭を使い切るイベント(仙台)
カルボナード、豆
アロゼ|牛一頭を使い切るイベント(仙台)
アロゼ。季節野菜のミスティカンツァとともに
筍のリゾット、木の芽のジェノベーゼ|牛一頭を使い切るイベント(仙台)
筍のリゾット、木の芽のジェノベーゼ
シェフ3名とソムリエ1名|牛一頭を使い切るイベント(仙台)
シェフ3名とソムリエ1名。ひとりではつくれない二日間だった

こういう会も、つくれます。

食材の仕入れから献立の設計、当日の提供まで。生産者と組んだ会、テーマのある会も承ります。

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藤田承紀(菜園料理家)/ 宮城県仙台市

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