ついに、薪窯始動!!
僕も店頭に立つ事になっている、来月オープン予定の福祉施設の飲食施設に導入した窯で、初めてピッツァを焼きました!!
なぜ、ピッツァか。
僕がイタリアンという事もあるのですが、、、話はさかのぼり、梨タウン船橋で、毎年梨の古木が出て廃棄されているという事実を知ったのが二年前。
それなら薪にしようと大量に引き取り、まずは斧で割ってみるも、梨の木はくねくね曲がっている為、思うように割れず、失敗。
長野県に有名な薪屋があるという事で、訪ね、強力な薪割り機を知り、入手。
パッカンパッカン気持ちよく割れ、早速火をつけてみるも、水分が多く、失敗。
それならばと数ヶ月乾かしてみた所、すさまじい燃焼に!!
よし!それではピザを焼こう!
と、色々な窯屋に相談した所、誰もが
「ガスの方が安定してますよ」
「正直、ガスも薪も、変わらないですよ」
「ピザ経験ないんですよね?施設だから、料理人が常駐しないんですよね?それならガスの方が良いですよ」
「梨の薪は燃焼早いから他の木の方がいいですよ」
と、口々に懸念要素を。
そうか、ガスの方がうまくいくのか。
しかし、引っかかる。
個人的には、薪窯のピッツァの方が美味しく感じる。
そもそも、廃棄されているものを無駄にしたくなくて始めた事。
シンプルな作業が得意な、皆の仕事を増やしてあげたくて始めた事。
それに、薪窯の場合、必要な物は、木のみ。
なにより、ロマンがある!!
自分の行動指針は、感動!!
その為には、絶対に諦めない!!
というわけで、無数のデメリットを押しのけ、ただ一つ、圧倒的なロマンを優先し、薪窯に決定。
ただ、当然ちゃんとしたピッツァ職人の経験などあるわけもなく、あるのは勢いのみ。
試しにピザ生地を作り、伸ばしてみるも、ヘタすぎる自分に驚く。
悔しい。
できない。悔しい。
このままだと、立派なピザ窯が泣く。
というわけで、ピッツァ職人の合宿に行き、三日間で約200枚程焼き上げてまいりました。
なんとか、基礎は習得!
そしてついに、、、
皆で梨の木を割り、皆で窯に陶器を張り、焼き上げました、ナポリピッツァ!!
長かった、、、
まだまだ、自分の技術はもちろん、生地の配合、食材の選別、薪の使いこなし、窯の変化と、課題は山積みですが、確実に、大きな一歩を踏み出しました。
このピッツァより美味しいものは、世の中にいくらでもあると思います。
けれど、皆で焼き上げたこの一枚は、僕の中では世界一です。
一皿に乗るのは科学や理論だけじゃない。
想いがあって、初めて完成する。
もちろん、裏付けと説得力は必要不可欠なので、これからばんばん焼きまくりたいと思います!!
今年の目標は、立派なピザ職人!!
一度はなりたかった、ピザ屋さん!!
最高に楽しい!!
飲食施設につきましては長すぎる想いがあるので、詳細はまた後日アップさせていただきます!!
ぜひ食べにいらしてください♪
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